夜尿症症診療ガイドラインについて

アラーム療法について

作用機序 夜尿直後にアラーム音で覚醒させるため、尿意覚醒によると考えがちであるが、実際は睡眠中の膀胱容量(尿保持力)を増加させると推測されている。
投与方法 治療意欲のある患者および家族に対して行う。少なくとも3ヶ月間行う。
通常は患者はアラームのみでは起きないので、家族が起こしてやる必要がある。
多くの場合、尿意覚醒をせずに朝まで持つようになり、夜尿が消失する。
一晩に複数回夜尿がある場合は、最初の一回目のみアラームを使用する。
効果 有効率は62~78%、治療中止後の再発率は15%(メタアナリシス結果)。ただし、ドロップアウトが10~30%前後(アラームが鳴っても本人は覚醒せず親が起こす必要があるため)
留意点 海外では抗利尿ホルモン薬による治療とともに治療法の第一選択として取り上げられている。
開始後1~3カ月間、全く効果がみられない場合、他の治療や併用療法を考慮する。
寝室が遠いと保護者にアラーム音が聞こえなかったり、一緒に寝ている兄弟や親が寝不足になるため、家庭環境にも配慮する必要がある。

出典:1)河内明宏ほか:夜尿症研究10:5-13,2005:夜尿症診療のガイドラインより抜粋・一部改変
2)Tekgul.S:Incontinence:701,2009

夜尿アラーム療法の意義

夜尿アラーム療法の仕組みや位置付け、指導のポイントなどについて詳しく解説しております。ダウンロードしてご活用ください。

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※参考資料

1)アンケートによるアラーム療法の概要(PDFファイル283KB)
2)よくある質問トップ10(PDFファイル736KB)