夜尿症症診療ガイドラインについて

抗利尿ホルモン薬(内服薬・点鼻薬)

作用機序 腎集合管のV2レセプターに作用し水の再吸収を促進させる。
投与方法 内服薬は、120μgから、点鼻薬は10μgから就寝前投与で開始する。1日最高用量は内服薬が240μg、点鼻薬が20μgである。
効果 海外での短期投与での有効率(夜尿日数が50%以上を超えて減少した場合)は60~80%と高く、プラセボとの比較試験でも有効性が確認されている。日本でのプラセボを対照とした二重盲検比較試験では、内服薬で3.3日/14日に対して、ブラセボ1.5日/14日、点鼻薬で4.3日/14日に対して、プラセボ1.7日/14日と、夜尿日数がそれぞれ有意な減少を示したと報告されている。1)2)
副作用 頭痛、食欲不振、悪心、顔面浮腫、嘔吐、腹痛、発熱、不眠、倦怠感など。1)2)
水中毒が最も重篤な副作用である。就寝2~3時間前からの水分摂取制限が重要で、その間に240mL以上の過剰な水分を摂取した時には投与を控えることが論文から引用されているが、実際には夕食後の水分摂取を控えるのが賢明である。
留意点 夜尿翌朝尿浸透圧の平均値が800mOsm/L以下、あるいは尿比重の平均値が1.022以下であることを目安として、尿浸透圧あるいは尿比重が低下していることを確認する。

出典:河内明宏ほか:夜尿症研究10:5-13,2005:夜尿症診療のガイドラインより抜粋・一部改変
1)横谷 進, Jens Peter Norgaard:Progress in Medicine 13 (11), 2013
2)帆足英一ほか:小児科臨床56,(5),965,2003

ミニリンメルト®OD錠について

夜尿症治療の第1選択薬として推奨

ミニリンメルト<sup>®</sup>OD錠

ミニリンメルト®OD錠は、尿産生が多量になるまれな疾患、中枢性尿崩症の治療用に開発された、ヒトの抗利尿ホルモンであるバソプレシンのペプチド由来合成アナログ経口剤です。腎臓でバソプレシンの作用を模倣し、水分の再吸収を増やして産生される尿量を抑制し、夜尿症の第1選択薬にも推奨されています。

※ミニリンメルト®OD錠の夜尿症における効能・効果は「尿浸透圧あるいは尿比重の低下に伴う夜尿症」です。

ミニリンメルト®OD錠5つの特性

1. 経口剤

デスモプレシンの経口剤では本邦初です。

2. 水なし服用

口腔内崩壊錠で水なしで服用します

3. 夜尿症治療の第1選択

デスモプレシンはICCS(国際小児禁制学会)でアラーム療法とともに治療の第1選択に位置づけられ⑴ 、ICI(国際尿失禁会議)ではグレードA(高レベルのエビデンスによる推奨)、エビデンスレベル1(少なくとも1つ以上の、適切に無作為化された臨床試験により得られたエビデンスがある)に位置づけられています⑵。

⑴ Tryggve N, et al.: J Urol. 183 : 441-447 , 2010
⑵ INCONTINENCE 4 th Edition 2009 , 4 th International Consultation Incontinence, Paris July 5-8, 2008

4. 夜尿日数のベースラインからの減少日数を有意に改善

「夜間尿浸透圧低下型」夜尿症患児に対し、14日間あたりの夜尿日数のベースラインからの減少日数は本剤で3.3日、プラセボで1.5日と有意に改善させました(p=0.009、ANCOVA)。⑶

⑶ 横谷 進, Jens Peter Norgaard:Progress in Medicine 13 (11), 2013

5. 副作用

夜尿症

本剤の国内で実施された臨床試験において45例中、副作用及び臨床検査値異常の発現例は1例(発現率2.2%)、2件で、腹痛、倦怠感各1件(2.2%)でした(承認時集計)。

重大な副作用として、脳浮腫、昏睡、痙攣等を伴う重篤な水中毒が報告されています(頻度不明)。

※ミニリンメルト®OD錠の詳細な製品情報、「効能・効果」、「用法・用量」、「用法・用量に関連する使用上の注意」、「警告・禁忌を含む使用上の注意」についてはフェリング・ファーマ株式会社のWebサイトをご覧ください。

ミニリンメルト®OD錠関連資料

ミニリンメルト<sup>®</sup>OD錠関連資料

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