夜尿症は誰のせいでもありません
世界には「おねしょ(夜尿症)」で悩む子どもと保護者がたくさんおられます。その悩みから一日も早く解放させてあげようという決意のあらわれとして、医療関係者はじめ周囲の人々が協力し、「世界おねしょ(夜尿症)デー」が2015年に制定され、2022年からは、実施期間を延長して、世界おねしょ(夜尿症)ウィークとして、啓発活動が行われるようになりました。おねしょが続きますと、その子どもの自尊心が傷つき、将来にわたり精神面に深刻な悪影響を及ぼす場合があります。一方、おねしょから解放されますと子どもに自信がつき、学校や社会での活動が前向きとなり、その家庭にも幸福な日々をもたらす場合をよく経験します。
おねしょの主な原因は、夜間の過剰な尿量と膀胱の大きさが不十分であることであり、睡眠の質の影響も研究されています。おねしょは治療できる時代です。規則正しく適切な生活を行うことも大切です。もしもおねしょにお悩みなら、家庭内で悩み続けることなく、小児科や泌尿器科などの医療施設に相談するアクション(行動)をお願いします。
国際小児禁制学会・欧州小児泌尿器学会
世界夜尿症デー特設サイト