おねしょの基礎知識
治療って、どんなことするの?
排尿・排便をはじめとする生活習慣の改善と、薬物治療、アラームを使う治療があります。
問診、診察、検査から、その子に合った治療をはじめます。治療は主に次の3つがあります。
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- 生活指導・行動療法:
- 適切な排泄の姿勢や、決まった時間に排尿に行くこと、排便の習慣、その他の生活習慣について指導を受け、おうちでやってみます。
- ☐早寝、早起き、規則正しい生活を心がける
- ☐夕食後の水分はコップ1杯位にする
- ☐塩辛いものはなるべく避ける
- ☐便秘に気をつける。便秘がある場合は先に治療する
- ☐寝る前に必ずトイレに行く
- ☐寝ているとき、寒くならないように気をつける
- ☐夜中に無理にトイレに起こさない
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- 薬物治療:
- 症状に合わせて次のような薬を使うことがあります。
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- 抗利尿ホルモン*薬:
- 尿を濃くして量を減らします
*尿がつくられるのを妨げる働きをするホルモン
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- 抗コリン薬:
- 膀胱が勝手に収縮しないよう、過緊張をとります
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- 三環系抗うつ薬(一部):
- 尿意覚醒を促す、尿量を減らす、などが知られていますが、機序ははっきりとはわかっていません
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- アラーム療法:
- おねしょをすると下着や専用パッドに装着したセンサーが感知して、アラームが鳴る、バイブレーションするなどして起こしてくれるアイテムがあります。そこで自分で起きる、保護者が起こしてトイレに連れて行くというサイクルを重ねると、膀胱容量が増え、尿意で起きることなく朝までもつようになります。
羽田敦子. おうちでできる おねしょ、おもらしさよならガイド. かんき出版 2021.
日本夜尿症学会 編. 夜尿症診療ガイドライン2021.p22-40. 診断と治療社 2021.
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