多くの方が、おねしょに対して、ネガティブなイメージを持っていることでしょう。
それはお子さま達本人も同じです。自然に治ると思われ、おもらしというイメージと重なり、どうしても精神論的な言われ方をされるケースも多いのです。がっかりして無力感を感じることもしばしばです。

しかし、夜尿に精神論や根性論は全く関係がありません。
ですから、本人の気合が足りないから、ご家族の育て方が悪いから、トイレットトレーニングが下手だから、性格が弱いからなどは、夜尿とは関係がないのです。決して叱ったり責めたりしないでください。

お子さまにとって自分ではどうしようもないこと、友達にも相談できないことで叱られることはマイナスであり、ご家族としてはそれを理解して元気づけてあげることが最も重要です。

監修：順天堂大学医学部附属練馬病院
小児科 教授　大友義之先生